管理部門特化型転職エージェント「MS-Japan」調べ
2020年1月~3月期 経理・人事・法務・会計事務所の転職動向
株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役:有本隆浩)は、2020年1月~3月の管理部門の3職種(経理・人事・法務)、会計事務所について求人倍率や求人数・求職者数の推移をまとめた「MS-Japan管理部門転職マーケットレポート 2020年1月~3月」を発表しましたのでお知らせします。
※本レポートは、MS-Japanに依頼のあった求人・求職のうち、調査時点の求職者データと求人データを基に算出しております。
■2020年1月~3月 経理の転職マーケット概況
2020年3月の求人倍率は0.47倍。3月にかけて新年度にむけた新規採用が落ち着き新規求人数は減少しているが、2019年同様、新規求職者数は大きく増加した結果となった。年代別年収分布は、30歳までの層を除き、企業提示年収が求職者平均年収を上回る形となったが、今後売り手市場から買い手市場に転じる可能性があり、その差は縮まることが予想される。
■2020年1月~3月 人事の転職マーケット概況
2020年3月の求人倍率は0.42倍。2019年12月から求人数・求職者数ともにほぼ横ばいで推移している。年収については、30歳までの層を除き、企業提示年収が求職者平均年収を上回っている。4月以降は新規求人数が減少すると予想され、例年より求人倍率は下がると見込まれる。求職者にとっては条件が厳しくなってしまう一方、企業にとっては人材を獲得しやすい時期となるだろう。
■2020年1月~3月 法務の転職マーケット概況
2020年3月の求人倍率は0.81倍。2019年3月は新規求職数が大きく増加したが、今年は横ばいとなっている。そのため、求人倍率は依然として高く推移している。一方で年代別の年収を見ると、41~45歳の層を除き、企業提示年収より求職者の平均年収が上回っている。35歳以下の求職者の割合が増えており、若手は積極的に転職を検討していると見られ、企業が提示する年収とマッチするかが採用のポイントとなる。
■2020年1月~3月 会計事務所の転職マーケット概況
2020年3月の求人倍率は0.34倍。新規求職者数は、12月と比較して78%増加したことで求人倍率が大幅に下落した。2019年の傾向から、6月にかけて求職者数が増えると予想されるが、今後の新規求人数は例年を下回る見込み。その分、人材獲得の競争率は下がるため、有力人材が比較的獲得しやすい時期になるといえる。
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