お知らせ

管理部門特化型転職エージェント「MS-Japan」調べ
2021年10月~12月期 経理・人事・法務・会計事務所の転職動向

株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役:有本隆浩)は、2021年10月~12月の管理部門の3職種(経理・人事・法務)、会計事務所について「MS-Japan管理部門転職マーケットレポート 2021年10月~12月」を発表しましたのでお知らせします。
※本レポートは、MS-Japanに依頼のあった求人・求職のうち、調査時点の求職者データと求人データを基に算出しております。

■2021年10月~12月 経理の転職マーケット概況

中長期的にキャリアを見直す若手人材が増えている
求職者の年齢内訳について、 40歳以下が、今回は57.1%を占めており、前回(2021年7~9月)の50.7%に対し、若手の求職者が増加した。最近のトレンドとして、20・30代の求職者は良さそうな企業があれば転職したいという温度感の方が多く、それに伴い中長期的な転職活動をする若手が増加した。若手人材の中には公認会計士試験受験者もおり、11月の公認会計士試験(論文式)で不合格だった方が、短答式合格経験を武器に、経理財務ポジションに転職希望される方が数名いた。

・年代別動向

 20220201_keiri_1-1.jpg

・登録者詳細データ

 20220201_keiri_1-2.jpg

■2021年10月~12月 人事の転職マーケット概況

経験者は専門性の向上を目的とした転職を検討している
昨年度減少していた採用ポジションの求人は、前回(2021年7~9月)に続いて回復傾向にあり、中でもIT業界の採用担当求人の依頼を多く受けている。市場価値が高い求職者は、専門職の用語・業務を理解し採用活動ができる人材、ダイレクトリクルーティングやSNSでの採用を積極的に行っている人材である。10月に社労士試験の合格発表があったことから、 今回は、20.30代の求職者が、前回(2021年7~9月)に比べて4.4%増加した。一方で労務経験のある社労士受験者の流入もあり、年収・キャリアアップを図りたいという方よりも、勉強をして専門性を身に着けていきたいという目的を持つ方が多かった。

・年代別動向

 20220201_jinji_1-1.jpg

・登録者詳細データ

 20220201_jinji_1-2.jpg

■2021年10月~12月 法務の転職マーケット概況

9月に司法試験の結果発表。その後若手人材の求職者増加
5月に司法試験、6月に短答式試験合格発表、9月に論文式合格発表があったことから、前回(2021年7~9月)に続き、法科大学院生・法科大学院卒業生をはじめとする若手求職者が目立った。前回(2021年7~9月)は、受験後結果が出る前に、情報収集を兼ねて就職先を検討する方が多かったが、今回は残念ながら不合格だった方が就職・転職活動を開始されているため、前回(2021年7~9月)より、若手人材が増加している。

・年代別動向

 20220201_houmu_1-1.jpg

・登録者詳細データ

 20220201_houmu_1-2.jpg

■2021年10月~12月 会計事務所経験者の転職マーケット概況

採用の長期化により、条件変更に動く会計事務所が急増中
勤務先業種は「会計事務所・監査法人」の割合が68.7%と一番多く、 前回(2021年7~9月)69.8%と比較しても大きな変化はなかった。求職者の傾向として、8月に税理士試験、 12月に合格発表があるものの、 9月の試験終了段階に就職活動を始める方が多かった。首都圏20代の年収が前回(2021年7~9月)と比べて、48万円低下しているが、前回(2021年7~9月)は8月の試験後に科目合格者の人材が多かったことに対し、 今回(2021年10~12月)は科目を有していない未経験人材が増えたためとなる。ここ最近は会計事務所側が、今までよりも未経験を歓迎するといった条件緩和や、年齢制限や経験年数の緩和(経験年数5年目安から3年程度の目安となった事務所も多かった)をする傾向がある。人が集まりづらく、採用が長期化していることが影響し、事務所側が条件変更に動いている。

・年代別動向

20220201_kaikei_J_1-1.jpg

・登録者詳細データ

 20220201_kaikei_J_1-2.jpg

本件に関するお問い合わせ
担当:マーケティンググループ
マーケティングユニット
TEL:03-3239-7373
To Top