管理部門特化型転職エージェント「MS-Japan」調べ
2022年4月~6月期 経理・人事・法務・会計事務所の転職動向
株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役:有本隆浩)は、2022年4月~6月の管理部門の3職種(経理・人事・法務)、会計事務所について「MS-Japan管理部門転職マーケットレポート 2022年4月~6月」を発表しましたのでお知らせします。
※本レポートは、MS-Japanに依頼のあった求人・求職のうち、調査時点の求職者データと求人データを基に算出しております。
■2022年4月~6月 経理の転職マーケット概況
経理求人はK字型回復で増加中!転職活動は追い風
年代別の求職者分布について、今回も40代未満が54.1%で、前回(2022年1~3月)の57.4%と同様に若手の求職者が半数以上を占めた。最近のトレンドとして中長期的な転職活動を考える若手、積極的に転職活動を進めるミドル層の割合が高く、引き続きこの傾向は続いている。
経理・財務求人は、新型コロナウイルスの影響を受け2020年頃は求人数が減少していたが、最近は毎月100件ペースで増加している。観光・飲食・メーカーなど回復に至っていない企業もあり、業界に偏りはあるものの、全体としてはK字型回復を遂げている。
・年代別動向
・登録者詳細データ
■2022年4月~6月 人事の転職マーケット概況
繁忙期を終えて本格的に転職活動を開始する採用担当者が微増
年代別の求職者分布について、前回(2022年1月~3月)は40代未満が55.8%に対し、今回は50.2%と微減したが、大きな変化がなかった。平均年収は、全体的に上昇している年代が多く、特に東海・関西圏の40歳以上で年収1,000万円以上の方が増加していた。
また、3月後半から4月いっぱいの繁忙期を終えて、本格的に転職活動を開始する求職者が微増したことが今回(2022年4月~6月)の季節トレンドとなっている。
最近の傾向として、採用領域では専門職の用語・業務を理解し採用活動ができる人材や、ダイレクトリクルーティングやSNSでの採用を積極的に行っている人材の市場価値が高い状況は続いている。
・年代別動向
・登録者詳細データ
■2022年4月~6月 法務の転職マーケット概況
季節トレンドはなく、安定的に登録者が確保できている状況
求職者の年代分布・業務内容・現在の勤務先業種については、今回は前回(2022年1月~3月)と比べて大きな変化はなかった。
年収分布は、東海・関西圏の30~44歳までが前回よりも上がっており、年収1,000万円以上の方の割合が前回(2022年1月~3月)は 7.01%だったが、今回は12.7%と上昇したことが数値を引き上げてた。
法務職で高年収を獲得できているのは、弁護士資格を保有している方も多いので、資格保有者の人数が全体の年収水準を変動させている。
・年代別動向
・登録者詳細データ
■2022年4月~6月 会計事務所経験者の転職マーケット概況
6月から少しずつ会計事務所の採用意欲が高まり求人数も増加していく
4月中旬から5月は、主に3月決算の法人申告の時期のため、3月決算のクライアント企業が多くある会計事務所は非常に忙しくなる傾向にある。この時期も採用している事務所はあるものの、在職中の方も日々業務をこなしながら転職活動をするので、求職者・採用者ともに面接日程が設定しづらい点から、転職活動が落ち着く時期であった。
会計業界の特徴として、11月~5月の半年間に繁忙期が集約しているため、それ以外の期間で活動が活発化する傾向。また、前回(2022年1~3月)と比べて年代・年収分布の大きな変化は見られなかった。
8月には税理士試験の実施があり、これから積極的に採用活動を進める事務所が増えると予想される。
・年代別動向
・登録者詳細データ
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